2012
04.26

キングセイコー 56系 時計での縁

Category: 腕時計
最近サボりがちでしたが、別にネタに困っている訳ではないのです…w

今日はこちらの時計について買いていこうと思います。

ks01.jpg

キングセイコー56系のカレンダーです。

諏訪精工舎製の8振動モデルです。

生産時期は1968〜1974年という事で、調べてみたら

第二精工舎(亀戸)のキングセイコー45系と時期がほとんど同じだったんですねぇ。

昔のセイコーの時計は諏訪工場と亀戸工場で作られていたんですよね。

セイコーの腕時計で諏訪と亀戸がいい意味でライバル関係だったというような

話しはよく耳にしますが、同じ時期に同じ名前を冠した腕時計を別々の工場で作っていたとは…。

56系は自動巻で45系は手巻きなんですよね。

当時は、どちらの職人もお互いに「まけるかー!」と気合いを入れて作っていたんでしょうねw

良い時代だったんだなぁ〜…。

そのおかげもあってか、今でもキングセイコーの56系と45系はセイコー好きには人気があります。



因に、諏訪と亀戸、どちらで作られたものか、実は文字盤のマークによってわかるんです。(ご存知の方も多いとおもいます)

文字盤や、裏蓋等にマークが記されていて、それによって簡単に見分けがつきます。

諏訪工場のマークがこちら

56.jpg

なんと表現したらいいのか風車のような、渦を巻いたようなマークです。

そして、亀戸工場の方のマークがこちら

45.jpg

こちらもどういう風に表現したらよいのか…、蝶ネクタイのような、ブーメランのような…。

私はこういうマークとかロゴに非常に興味があるので

この諏訪と亀戸のマークがどうやって作られたのか気になってしょうがありません。

取りあえず調べてみましたが答えは結局でませんでした…。

家紋の様に、何か花や草を模したものなのか、時計工場と言う事で、時計に関わりのあるデザインなのでしょうか?

とても興味深いです。(誰か知ってたら教えてくださいw)



どこぞのオークションで手に入れてかなり気に入って使っていました。

もともとこういうシンプルな見た目の腕時計は好きでしたが、カチッとしたケースのスタイルに一目惚れしましたw

買った当時は、あまり自動巻の時計って持ってなかったんですが、これは手巻きの機能も備えていました。

自動巻に付いてる手巻き機能を使いすぎると機械に負担がかかるので巻きすぎない方がいいと

何かの本で読んでから、恐くなって手巻き機能はほとんど使わなくなりましたが…w(臆病者)


買った当初、この腕時計にはベルトがなかったので早速、某家電量販店にて購入しつけた覚えがあります。

若いオシャレな人には、おやじくさいと言われると覚悟しながらも

やっぱり、こういう時計にはブラックがにあうんじゃー!と革ベルトを取り付けました。

実際よく似合いました。

ただ、同じキングセイコーでもケースがゴールドの時計にブラックの革ベルトをすると

下品な感じになってしまうのでやめたほうがいいと思います。茶系にする事を強くおすすめしますw


ベルト一つで見た目の印象ってがらっとかわりますからね。

まぁ、そこがまた面白かったりもするんですけどね。


ベルトを取り付けながら本体を確認していると

あれ?裏蓋が!?と当時なったのを思い出しますw

そう。私が購入したキングセイコーはワンピースケースだったのです。

普通、裏蓋ははめ込み式のものとスクリューバックのものが一般的です。

sukuryu.jpg

こちらはスクリューバックのもの。

端についた6つの四角いへこみに、オープナーを引っ掛けて回転させて蓋を開閉します。

もちろん、中にはムーブメントが入っており、通常は修理やオーバーホールの時にのみ職人さんが開け閉めするものです。

こういった、回転させてあけるのものと、蓋自体に隙間のある物があり、そこにナイフのようなオープナーを

差し込んで、蓋を開けたりするものとよく使われるのはこの二つです。(形状はいろいろありますが)


そしてワンピースのケースがこちら

wanpi.jpg

スクリューバックのような四角いへこみもなければ、ナイフを差し込む隙間もありません。

私はそれまで、ワンピースケースっていうものの存在を知らなかったので

なにこれ!?裏蓋どうやってあけるの?って驚きましたw


どうやって開けるのも何も、このワンピースケースというものには

裏蓋は存在しませんw

ケースと裏蓋の部分が完全に一つになっているからです。


ではムーブメントを修理する時とかどうすんの?ってなると思うんです。

私もそれが知りたくて当時ネットで調べましたw

このワンピースケースというのは裏蓋がありません。

なので、ムーブメントを取り出す時は、文字盤側のガラスを押さえているベゼルを外し

ガラスを外し、文字盤の横にあるわずかな隙間に修理器具を差し込み竜頭を抜いてムーブメントを取り出します。


ワンピースケースは、気密性が高いので裏蓋のある物よりも、水や湿気に強いとか聞いた事がありますが

ほんとうなのでしょうか?w私的には、ベゼルで押さえてるだけの方が心配になるんですがw


ワンピースケースにはもう一つ素人には気になる点があります。

それは、ラグ横に何やら丸い穴があいており、そこにマイナスドライバーで回せそうなねじ目が…。

rag.jpg

何だろうコレは…と思ってこれも調べた所「外部微動緩急装置」という難しい名称の装置である事が発覚。

要は、外からムーブメントの簡易調整が出来るものということですな。

ワンピースケースは蓋付きの物と違って、ムーブメントをだす行程が面倒くさいので

簡単な調整は外側から出来る様にと取り付けられたのだそうだ。


なんだかんだ、1本の時計からいろいろと勉強させてもらいましたw


さて、気に入ってつけていたこの時計も、先の腕時計大解放によりw売りに出される結果にw

※腕時計大解放とは、腕時計を集めすぎた私が、コレクター気取りになって行くのに嫌気がさして数本を残して全て売却をしてしまうという暴挙に及んだ事象のことであるw


購入当時、2万くらいでしたのでそれ以上高くは売れないだろうと2万に設定して売りました。

私のキングセイコーは風防も文字盤もきれいでしたがメダリオンのあるタイプではなかったし、

あまり人気のないワンピだったのでオークションは、はじめの方だれも入札されませんでした。

う〜ん、もうちょっと下げたほうがいいのかなぁ〜…、でももったいないなぁ〜…。とか思っていたら

残り1日くらいに入札が入り結局その一件で終了しました。


値が上がらなかった事は別に何とも思わなかったんですが

落札された事がなんか少し悲しい気分でした。

結構気に入っていたので、あぁ〜この時計ともお別れか…という感じでした。


そんな気持ちで落札者と取引連絡を行っていたところ

なんでも、その方この時計になにやらとても思い入れがあるとの事。

詳しく聞くとなんでも、若い頃におじいちゃんだったか親父さんに貰った時計と同じものなのだとの事。

貰ってどういうものかも良く分からずに売ってしまってただか無くしただかで、機会があったら

いつかおなじ物を手に入れようと思っていたとの事。

もう、この時点で私の沈んだ気持ちは消え失せて、感動でちょっとジーンとしていた。


お前、次に貰ってくれる人はきっと大事にしてくれるぞ。

そんな風に語りかけながら、最後の別れをしてゆうパックに時計を詰めて送りました。


後日、商品が届いた旨連絡があり、とても綺麗な商品ありがとうございます。

早速、仏間に備えて(父だかじっちゃんだかに)報告しましたとのこと。

よかったのぉ〜…。とまたも感動。

そして、その続きに信じられない文章が。

「商品が届いて、お名前を拝見させていただいて驚きました。亡くなった(父だかじっちゃんだかに)と同じ名前でした」

とのこと。

えーーーーーーっ!!!!

驚いたのはこっちでしたw

こんな事もあるんですね…。

事実は小説よりも奇なり

そんな言葉がふと頭をよぎりました。


縁というものでしょうか。

なにか不思議な力を感じざるを得ないような出来事でした。

しかしながら、何かしら良い事をした気分で一杯でしたw

時計はミラクルを巻き起こすなぁとつくづく感じました。



つい今日も、そう言ったやり取りの中で

「あのブログのネジマキさんですよね?」と商品取引の所で聞かれてしまいましたw

びっくりしましたw

見ててくれた人がいたんだぁ〜ってw

サボってたのでかかなきゃ!と書いた次第ですw

ありがとうございました、これからも頑張ります!

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